先日、生徒インストラクターのAさんの妹が病気でお亡くなりになった。
なので、生徒全員で昼前ににお別れの挨拶に行った。
そこにはとてもたくさんのお別れにきた人達がすでにたくさんいた。
Aさんは12人兄弟の長男で、お亡くなりになった妹は下から2番目で30歳という若さだそうだ。
病気で自己免疫の抵抗による潰瘍でなくなったと言っていた。
すでに、12人の兄弟の内4名がなくなっているそうだ。
ここバンタエンに来て、子供が生まれたり、結婚したり、お葬式に参加したり、たくさん参加した。
私の身近な所でも、この1年間で2名のバイクでの死亡事故、家族が乗っている車がトラックと正面衝突で4名死亡している。どちらも私がいる学校から歩いていける距離だ。
バイク事故の2名は、自動車課の生徒の同級生で、一緒に仕事をしているインストラクターの教え子だった。
去年の7月の自動車課の開校式でマカッサルの校長先生と初めてお知り合いになり、握手をして今度一緒にテニスをしましょうね。と約束をした。そして、その校長先生はその夜に急にお亡くなりになった。
インドネシアに来て、そのようなおめでたい事から、悲しい事まで、頻繁に遭遇するので、気持ちの整理をするのがすごく難しい。日本にいたらこんな身近に死を感じるのはもっと年をとってからなのかとも思う。
なぜ、ここまで多くの人がなくなっているのか?
ほとんどが、事故と病気である。
ほんの数ヶ月前の、バイク事故については2人乗りで、理由はわからないが、木に突っ込んでなくなった。ヘルメットは被っていなかったそうだ。
そして、トラックとの正面衝突の事故については、大きな道路の道端に路駐している車を、避けようとトラックが反対車線にでた所、乗用車と正面衝突して一家族が即死である。
両方の事故どちらも、相手を思いやる気持ちがあれば防げたはずなのに。
バイクで後ろに人を乗せているなら、もっと安全運転を心がけたり、ヘルメットをきちんと被らせたり。
トラックであれば、反対車線に出るともしかしたら、車が来て迷惑をかけるかもしれないから、よく注意して抜かそうとか、路駐の車だと、ここに置くと他の車の邪魔になるかな?とか、ほんの少しの相手を思いやる気持ちがあれば、6名はもしかしたら、今も元気に家族と団欒を過ごしていたのかもしれない。
病気についても、食事からくるものだと思う。ここでは、野菜はほとんど食べない人は多いし、食べる物であれば、揚げた物ばかり、油は真っ黒になるまで何回も使用する。そして、子供からタバコをプカプカ吸っている。
みんな口を揃えて油物ばかり食べるから病気になるんだ。と言ながら、油ものを食べている。
本当に本当に不思議に思うのだが、なぜ原因がわかりきっている事なのに、改善しようとしないのだろうか。その気になれば改善できる事なのに。
私は日本人なので、どんなに考えてもインドネシア人の気持ちを100%全部、理解はできないと思う。
毎日の積み重ねによって、今があるという事。そして、それは自分一人だけではここまで大きくなっていないという事。
だから、周りの事をもっと考えて日々の一日一日を大切に過ごして欲しいと心から思う。
それで救われる命もあると思うから。