バンタエン職業訓練校の生活もスタートして20日経ちました
ようやくブログを書けるのですが、このスタートして20日間走りっぱなしで。
言葉が悪いですが、クソ忙しかったです。
最近までの生活を少しご紹介します。
6:00 起床
6:30 朝食
7:30 学校全体朝礼
8:00-15:30 授業実施
15:30-19:00 翌日授業資料作成・準備
19:00 夕食
20:00-23:00 翌日授業資料作成・準備
ざっとこんな生活をしていました。
3年前の職業訓練校スタート時を思い出すぜ。。。。
あの時は、一人で空を眺めながら涙したような気がします。
でも、今回は一人じゃなく心強い仲間がたくさんいます!
今回のプロジェクトでは48名のインストラクターが全国インドネシアから、ここバンタエン職業訓練校に集結しています。
どんなとこから来たかというと。。。。
西はスマトラ島、東はパプア島 から1ヵ月間共に生活しています。
なんども言いますが、これは本当にすごいことです。
20日間の生活では、予想通り本当に様々なことが起こっています。
ただ、自分自身 2016年~2018年まで2年間この学校で生活していますので、普通の人がこれやばいっていうことが、やばいって感じなくなっているので、自分視点で感じたことを中心に書いてみます。
授業内容紹介
全国から来たインストラクター48名を3グループ(1グループ16名)に分けて、3回ローテを実施しました。
Aグループ ハイブリットシステム
Bグループ スマートキーシステム・故障診断
Cグループ ソフトスキル
私はソフトスキルを担当しています。
ソフトスキルでは、「5S・PDCAの考え方・問題解決」を中心に5日間のプロジェクトを行っていきました。
今回はその第一ローテでした。実施項目のシラバスにそって授業を進めていきました。第1ローテでは、次のローテを想定して、以下の3点を意識して授業を進めました。
①ソフトスキルの目的を理解しているか
②PDCAサイクルの内容を理解しているか
③1ヵ月のバンタエン学校生活で、「知っている」「気づく」と「実行できる」のギャップをなくすことができるか
それぞれの項目に対しての結果が以下になります。
①ソフトスキルの目的を理解しているか
鬼と金棒の絵を見せながら、説明することにより、理解する事ができた。
ただ、「理解する事=実行できる」ではないので、この一カ月間の学校生活、それぞれの職業訓練校に戻ってから、「理解する事=実行できる」が一致できるように、フォローできるような仕組みの検討が必要。
↑ ↑ ↑
このイメージはめちゃくちゃ大事です。金棒(ハードスキル)が大きくても、鬼(ソフトスキル)が小さければ上手に振り回すことができません。
ソフトスキルでは、この鬼を大きくすること目的としています。
②PDCAサイクルの内容を理解しているか
1ステップから5ステップまでは、説明→グループワーク→プレゼンという流れで実施。
インプット→アウトプットを繰り返す事で、理解度を深めることができた。
6ステップ~8ステップまでは、今回の期間で実施することは難しいので、各職業訓練校に戻ってPDCAを最低2回転回すように課題を与えた。
③1ヵ月のバンタエン学校生活で、「知っている・気づく」と「実行できる」のギャップをなくすことができるか
ソフトスキルの目的、そしてインドネシアでの課題は、このギャップをなくすことだと、感じています。
多くの人が日々たくさんの問題に気が付いてます。
しかし、それを実行できる人はわずかです。
例えば、そこにゴミが落ちていたのに、気が付いたら拾う。
トイレが汚いと思ったら掃除をするなど。
インストラクターだから、管理職だから、ではなくて、自らが実行し、他人に良い影響を与えることが、リーダーシップであり、良いインストラクターだと思います。
そのギャップをなくすために、ソフトスキルの授業だけでなく、毎日30分の掃除を実施しています。
バンタエン職業訓練校の現状では、短期間(3ヵ月コース)の学生がゴミをすてて、インストラクターがそのゴミを拾うという、インドネシアではなかなかない光景が、バンタエン職業訓練校では起こっています。
受講者にはただゴミを拾うだけでなく、なぜここにゴミがあるのか、問題はなにか?を考えながらゴミを拾ってください。と日々伝えています。
自らが気づくことから、改善はスタートするのだと思います。
残り期間少しですが、この中から今後の自動車業界を引っ張っていくような人財が出てくると信じて、私達がもてる力をしっかりと発揮していきます!!