上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

新しい課の試験風景で感じた事


インドネシア国内の職業訓練校の事情

新しい年にもなり、新しい課が入ってくる時期が近づいてきた
この職業訓練校は通常2ヶ月もしくは3ヶ月コースになっている
JICA支援により、インドネシア国内で初めて2年間の自動車コースを現在立ち上げ中である
他の課は
英語課、オートバイ課、観光ホテル課、溶接課、コンピューター課、食品加工課、エアコン課、電気課
などなど、たくさんあるが現在はこの広い学校に自動車課だけになっている
今後、各職業訓練校はプログラムを作成し、労働省から予算を引っ張ってきて新しい課や、継続する課を計画するような段取りになっている
一つの課は16名になっていて、国内の規模の大きな職業訓練校では1年間に1000人以上の卒業生を出しているところもある
現在ここバンタエンは年間で100人程度の規模の小さい学校なのだが、今後はもっとたくさんの課を実施していき、多くの卒業生を出していく。それが労働省からの評価の一つにも繋がっている
新しい課の試験風景で感じた事
先日ここバンタエンでは、新しい課の試験があった
オートバイ課、コンピューター課、ホテル観光課、食品加工課、溶接課
の5つの課の新しい課だ
ここではコンピューター課が人気が高いようで、コンピューター課はエクセル、ワード、パワーポイントの基本的な内容とプログラミングも勉強できる授業になっている
これがコンピューター課。女子に人気。

 
私はオートバイ課の状況を見に行ってみた
何名のオートバイ課の募集があったのだろうか?

 
なんと51名もの生徒の募集が!!
これが試験風景

 
えーっと。
数えてみるとちょうど30名
確か募集は51名あったので、21名来てない
どうゆう事や(笑)
日本ならきっと全員くるはず
自分なりに分析をしてみると、
 
とりあえず興味があるから募集はしてみる
試験前に考えが変わる。やっぱ色々考えて自分には向いてないな
もしくは、雨が降りそうだから行くのやめとこ
そんな単純な考えだと思う
興味があるからとりあえず登録。可能性があるからとりあえず
でも考えが変わったからやめとこ
このとりあえずって言うのがインドネシアの国民性なんだと思う
このとりあえずに今までどれだけ振り回されて来た事か。。。。
それぞれ課は面接も経て、16名に絞られ2月の後半から授業がスタートする
新しい生徒が入るこのウキウキ感と同時に、綺麗な状態で維持されている学校が新しい生徒達によって汚される可能性が非常にある
自動車課の生徒のリーダーシップがどこまで成長したかみものだ。