上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

2017年1月 活動記録

いよいよ2学期がスタートしました。

本当に時が過ぎるのが早いもので、32年間の中でこの6ヶ月間は、今までで1番早く感じた6ヶ月間になったと思います。

それほど充実した日々を送っているのだと思います。

正月に日本に一時帰国させて頂き、家族とも会えて体も気持ちも充電する事ができました。 特に子供とは久しぶりの再会でした。私がインドネシアに向かって飛び立つ時は、まだ寝返りがようやくできるくらいでした。それが今では、掴まり立ちが出来るようになっていました。久々に子供に会えると心踊らせて再会をしたのですが、迎えに来てくれた車の中、ずっと泣きつづかれました。

父になって初めての感情が芽生えてきました。

元々、私は初めての事に挑戦するのが好きです。それは、今まで出来なかった事が出来るようになり、自分の成長を実感する事が出来るからです。それと、何か挑戦をしないと、心の中で危機感を感じる事がよくありました。「本当にこのままでいいのか」といつも自分に問いかけていました。

しかし、初めて父になって、その危機感より強い感情を受けるようになりました。

これからもっともっと、たくさんの経験(大変な事、楽しい事)をして、子供が大きくなった時に、自分の父さんはかっこいいんだぞと、友達に自慢できるような父になりたいと思うようになりました。

子供から尊敬されるようになりたい。なんとなく、そんな感情が生まれてきました。

その為には、今できる事を一所懸命する事だと思います。辛い事、しんどい事、  楽しい事、全てひっくるめて経験だと思います。

 

前回のレポートでも少し触れたのですが、1学期行ったテストの結果があまりよくありませんでした。 試験問題を作るのも初めてだったのですが、それほど難しくない内容だったはずなのに。70点以上とって欲しいところが、平均で50点程でした。ですので、2学期では新たに定期的な小テストの実施、成績が良くない生徒の補修の実施、そして毎日のレポートの提出とゆう課題を2学期目はスタートしました。きちんと出して来るのは半分くらいかな?と予想していました。それが、全ての生徒がきちんと提出を行なっています。2学期がスタートした今でも、1学期目以上に全員のモチベーションは高く、学びたいとゆう気持ちが全面に出てきています。そんな生徒をみていると、この子達の為にも自分も頑張ろうとゆう気持ちになります。

 

生徒の中のインストラクターにも少しずつ役割を与えていくようにしました。

自分が1学期行なっていた業務を大きく4つの分野に分けました。

・全体のスケジュール管理

(2学期全体スケジュール、隔週スケジュール、シラバスの作成)

  • 学科、実技の授業計画(詳細)の作成を依頼する

(指導インストラクター配分、必要資機材の準備計画)

・授業資料の作成

  • 生徒の理解度進捗状況の管理

(レポートの管理、小テストの作成、補修)

以上の4つになります。

 

この2年間は土台を作るとゆう意味でとても大事な2年間になります。しかし、それ以上にこの2年間の自動車課のプログラムがこの先何年も、そして何十年も続く事に本当の意味があると思います。その為に、自分が行なっていた業務を少しずつインストラクターに役割と責任を分担するようにしました。短い時間でも良いのでできるだけ、毎日インスラクターとのミーティングも行うようにしました。それぞれの役割の報告と今後どうしていくかをシェアするようにしています。それぞれの役割ができるようになってきたら、ローテーションをして1人の人間が全ての役割ができるようにローテーションも考えています。そうする事により、一人が抜けても誰かが変わりをする事ができる。そして、それぞれの役割を把握する事により、他の部署に優しくなれると考えました。そして、私はその全体のコントロールをして、抜けている所を補足する役割をするようにしました。1学期目はインストラクターとの考えのズレも少々あり、自分がやるべきことに追われて、全体が見えていなかったような気がしました。1学期目の6ヶ月間で、しっかりとインストラクターとコミュニケーションもとれ、全員が同じ目標に向かって進むことができると判断したので、役割分担制度を取り入れるようにしました。

それにより、各々自分達で考えてたくさんのアイデアが出て来るようになりました。

 

・進むべき道を明確化→全員が同じ方向を向く→責任を与える→各々アイデアがでる→ミーティングの実施→各々のアイデア、計画について話し会う→もっといいアイデアがないか再考する→全体がレベルアップ→授業への落とし込み→ミーティングの実施(反省)→もっと良くする為にはどうすればいいのか全員で解決の糸口を見つけ出す→計画の段階への落とし込み

 

とゆう良い循環になってきています。

まさに現在授業で教えているPDCAのインストラクターバージョンで実施をしています。

後は、不測の事態に備えて、あらかじめ手をうっておけば2学期目もスムーズに進んでいくと思います。

ここも危機管理として手を打つように考えています。

 

授業のソフトスキルでPDCAを教えていますが、PDCAに関して私が一番勉強になっていると思います。

問題解決方法を論理的思考で考える事ができるようになり始めました。まだまだな所もあるのですが、たくさんある問題を分解していき、本当の問題はどこにあるのか?そしてその問題についてのアプローチ、問題の真因はなんなのか?真因についてどのようなアプローチをすれば、問題の真因を解決する事ができるのか?そしてチェックとアクションの実施。

この問題がどこにあるのか?とゆう所が格段にレベルアップしたと思います。

2月はインストラクターのPDCAをしっかり回していき、きちんと全体を管理できるように行っていく事に重点をおきたいと思います。