上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

ちょっとした愚痴と解決策を考えてみた


もうすぐハジカラトヨタでの、OJT(On The Job Training) インターシップが始まるのに、全然学校側が段取りできていない。
来週の月曜日から一ヶ月間スタートするのに。
ハジカラトヨタへのOJTの依頼の書類が2通
1ヶ月間、生徒達の宿泊先の決定
食事をどうするか?
生活費をどうするか?
もし事故や、病気が発生した時の対応は?
その他・・・・
全然決まってない。
本来なら学校のマネージメントが決めるべき事やのに、なぜか私が段取りをしている。
この書類は、○○さん作って下さい。食事の段取りや費用の手配を○○さんして下さい。などをしている。私自身の言葉ができてしまっているせいで、マネージメント達が自分の仕事に責任を持って行動をしなくなっている気がする。というか、現在校長先生がジャカルタに2週間程出張に行っている為、指示をする人がいないので、マネージメント全員、超がつく程、仕事待ち人間になっている。
マネージメントの長は4名いる。その下にスタッフがついているという構図だ。
校長先生を筆頭に、プログラム担当、人材開発担当、管理部門というように別れている。
簡単に流れをいうと、
プログラム担当が課のプログラムを作成→人材開発がその費用や必要な書類をピックアップ→管理部門が書類の作成、食事の手配、寮の事などの手配を行う。
ただそこには校長先生というリーダーがいないと全く機能しない。
校長はこの部門はここに仕事を振るなどの、指揮をとる。インドネシアはトップが異常に強すぎる為、他のマネージメントはその指示に従った仕事をするだけ。それだったら、マネージメントと言わずにスタッフと呼んだ方がマシだと思う。
ここインドネシアは、基本ギリギリにならないと動かない。ただギリギリになった時の行動はものすごいテキパキ動いて、この仕事を1日でしたのか?っと思う事もしばしばある。
 
ここでの自分なりの解決策を考えてみた。
 
◯ まず、問題は何か?
マネージメントが校長の指示なしに自ら仕事をする(行動をする)事ができない。
→何をするべきか理解はしているはずなのに、行動しない?
→指示なしに行動をした場合に、校長先生から私は指示してないのに勝手な行動をしてと怒られるのを恐れている。
→校長先生からの指示があって、私はこのように指示通り的確に仕事を行いましたと、校長先生からの評価が欲しい。
 
◯ 解決策は?
→緊急で重要な事、緊急でないが重要な事を明確に分けるようにする。
→緊急で重要な事について、もしもの対策を考えておく。
→校長を中心にリーダーがいない時に、どのように連絡を取り合うのかを確定する。
→ワッツアップでもいいし、LINEでもいいし、緊急のメールでも良い。
→緊急に校長の指示がマネージメント全体に指示が行き届くような仕組みを作る
→過去の失敗や、推測される失敗を元にナレッジベース(その経験を積み重ねる)を作成して、同じ失敗が起こった時の対応策や、想定されるリスクなどをマネージメント同士で見れるような、ものを作成する。
→2年〜3年でマネージメントは移動するので、移動があると、また同じような失敗が永遠と繰り返される可能性がある。失敗から学んだ経験が全く生かされていない。
→自分で考えて動いたスタッフには、全体がわかるように評価する仕組みを考える。
→自分で動く事は評価されるべき事だとわかるようにする。
 
必要な事は仕組み作りだと思う。
その仕組み次第では、生徒達も、マネージメントも自ら進んで、仕事をするようになると思う。そして、相手を思いやる気持ちは非常に大事で、これをすれば次の人はちょっと楽になるかな?とか、この仕事を頑張ればあの人が助かるかな?とかそういった思いやる気持ちがスタートで、関わる人全てがその正のスパイラルにて成長していくのではないかと思った。
 
他人を変える事は難しいので、まずは
自分が変わろうと思う。
どのように?
どんな人にでも興味を持てるように。
そして、どんな人でも好きになれるように!!
着実に前に進もうと思う今日この頃