上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

2016年9月 活動記録

バンタエン自動車課が開講して早くも2ヶ月が経とうとしています。

本当に毎日過ぎるのが早く感じます。

日本での生活の変化から変わった事はたくさんありますが、その一つとして起床時間が早くなりました。

1日の生活を簡単に紹介すると

 

・5:15 起床

・5:30 学生達と一緒に朝の運動、シャワーを浴びる

・6:30 学生達と朝食

・7:10 登校

・7:30 朝礼。5分間のゴミ拾い

・8:00〜16:00 授業開始

・18:30 学生寮で夕食

・19:00〜22:00 インストラクターと授業の資料作成

・23:00 就寝

 

のような生活スタイルに落ち着いてきました。

少しずつこの生活にもなれてきましたが、この2ヶ月間自分の思い通りになる事は少ないですが、必死に取り組んでいる様な状況です。

 

少しずつではありますが前回と比べて良くなってきている事もあります。

毎朝、5分間のゴミ拾いの効果が少しずつではでてきました。

校内の見える所ではポイ捨てをする職員が少なくなってきました。

生徒には毎日のように言っているので、ポイ捨てはしていないはずだと信じていますが,,,,,

ただ、寮や学校の裏側などの目につきにく所はポイ捨てされたゴミがまだまだあります。

ゴミを拾うとゆう行動はとても大事な事だと思います。さらに、ゴミを捨てない事を習慣にする事は、この国ではなかなか一筋縄ではいきません。

特に大人達は今までそれで生活してきたので、中にはなぜゴミ箱にゴミを捨てないといけないのか?と疑問に思う職員さえいるほどです。

2年間の授業には自動車の授業以外にソフトスキルという授業も取り入れています。

ソフトスキルでは5S、PDCA、改善、リーダーシップなどを学ぶ授業を行います。

自分自信が学校内の異常に気付き、計画を立て、実行し、チェック、反省をするという事ができる事を目指しています。

各グループ毎で、主に廃材などを使用しゴミ箱の作成などを行うような計画を立案しています。

少しでもやった方がいいと思う事はすぐに取り組むように心がけています。

先月からスタートさせたのが、毎朝の読書を実施するようにしました。

会社でも毎朝読んでいるような職場の教養です。本屋に行って一番良さそうな本を選んで購入しました。

毎朝当番を決めて読み、自分の感想を生徒達の前で発表するとゆう事をスタートしました。

モチベーションを高く保つためには外部から吸収する事も大事だと思います。

生徒達は自分の当番の前日には本を読んで予習をしています。

自動車の授業での課題は現在多くあります。

現在インストラクターは、私とAさんとゆう方がいます。

50歳ほどの年齢で、自動車インストラクターとしては大ベテランなのですが、ただこのAさんはなかなかクセがある人で、しばしば悩まされる事になります。

初めはインドネシア職業訓練校の授業の仕方がわからない状態だったので、そのAさんのやり方についていくように授業をスタートしました。

なんどか授業を重ねていく事で見えてくる事がありました。

このAさん段取りが悪い。とゆうかあまり生徒の事を考えていないと感じ事が多くあります。

実技の授業では、いきなり一人ずつ順番に車の部品についての名称をかかせるようなテストを行いました。

残りの実技をしていない生徒は外でずっと待っていて、何もしていない状態で何時間も待っています。

普通であれば、まず基本的な部品の名称や役割を説明したのちに、このような授業を実施するものだと思います。

もし、生徒の待ち時間が発生するのであれば、その間なにか宿題を与えて常に勉強ができる環境を作るのがインストラクターの役目だと思いますが、

そのような事は行われていません。

しかも、そのAさんは朝食を食べていないからと言って生徒が実技をしている間にご飯を食べています。

 

インストラクターとして、一番大事にしなければいけない事は、限られた時間の中で生徒がどうすればより多くの事を学べるかだと思います。

その為には、資料作成などの準備、効率よく学習する為の時間割。要するに、全てにおいての事前準備がどれだけできているかで、結果が大きく変わってくるのだと思います。授業中にご飯を食べるという事は常識外です。

先日までは、自分の思っているような活動はまだまだ出来ていなくて、とてもフラストレーションが溜まっています。

しかし、現在ではインストラクターには自分の考えもしっかり伝えるようにしています。

少しずつですが、授業の内容も改善されるようになってきています。

インドネシアにきて思うのは、人間関係とゆうのは日本人もインドネシア人も全く変わりがありません。

自分自信が一生懸命に取り組む事で、相手の心にはしっかり響きますし、少しでも怠けると相手もそんなものでいいのかと思います。

言葉がうまく通じなくても、自分自信の行動はしっかりと伝わるものです。

よく聞く言葉かもしれませんが、なにを伝えたかではなく、なにが伝わったのか?

がとても大事なのだと改めて感じています。

まだまだ順調とは言えませんが、少しずつ自分の考えが学校に影響を与え、よりよい学校になるようにこれからも頑張っていきます。