上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

洗脳。。。


どんどんレベルアップしていくシスワ(生徒)達。
いよいよ2学期目がスタートした。自分で言うのを恥ずかしいけど、1学期目は本当考えて考えて考え抜いた。
1学期目で行ったのは大きく分けると

自動車の授業
日本語の授業
ソフトスキル

とゆう3本柱になっている。

この中でキーになっているのはソフトスキルの授業だ。
ソフトスキルってなんなんだろうか?
要は自分自身の考え方。基礎になる部分だ。
いくら自動車の修理ができても、いくら賢くても、この考え方の部分がきちんとできていないと何も変わらない。
ただ整備の技術が上がっただけ。しかし、これからの時代に求められているのは、どのように主体性を持ってこの社会をよくしていけるかとゆう事だと思う。
そのソフトスキルで教えている事は主に3つだ。

5S (整理・整頓・清掃・清潔・躾)
PDCAトヨタ式改善)
リーダーシップ

の3つになっている。

1学期の内容をわかりやすくまとめた →1学期の内容
日本では当たり前にできている5Sだが、インドネシアできてない人がとても多い。特に大人達。
日本での常識がここでは授業になる。

PDCAというのは
PLAN 計画
DO 実行
CHECK 反省
ACTION 改善

の略で、計画→改善までのプロセス考え方である。

社会人なら一度は聞いた事があると思う。会社で何度かこのプロセスは行った事がある。ただここにきてより深くPDCAについて改めて勉強をしているのだが、これは本当に奥が深い。
PDCAは全部で8STEPある。

STEP1 背景
STEP2 現状
STEP3 目標
STEP4 問題分析
STEP5 対策立案
STEP6 実行計画
STEP7 評価・反省
STEP8 改善

になっている。

そしてSTEP2の現状から何が問題かを論拠をつけて説明する。
みたいな事をやっている。
リーダーシップでは、全員が主体性を持って行動ができるように、それぞれに役割を定めて役割のリーダーとして、全員を引っ張っていくような授業を行なっている。
今思えば、1学期のスタート時はクラスはバラバラだった。
授業をしているのに、イヤホンで音楽を聞いたり、電話をしたり、ガムをくちゃくちゃ食べなら授業をしたり、授業には当たり前に遅れたりと、ひどいもんだった。
しかし、今は変わった。本当に良くなった。
それぞれが主体的にどうすれば、自分自身が、そして自動車課が良くなるのかをみんなが考えている。
この変化をみるのが本当にやりがいだ
毎日、シスワみんなが口を揃えてPDCAと言っている。
昨日の夜は、シスワがホテルに来てPDCAを教えて欲しいとやって来た

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そして、今日の休みもビーチにてPDCAの作成の相談にのっていた
1学期も無事終了した。
そして、上田の洗脳は2学期に続く・・・・
乞うご期待