上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

行動

10月25日    行動

昨日の10000KM、サービス点検の挑戦の結果は、43分という結果になった。
朝から夕方までは、サービス点検がたくさん入庫しているので、いつもキャディーを使用しいる。なので、練習はみんなの仕事が終わってからの練習になる。
現段階では、43分という結果なので後、3分は短縮したいと考えている。
まだまだ、動きが遅い所や、ムダな動きが多い所がある。だから、何度も練習を繰り返し、繰り返し。体に覚えさせようと思う。
そして、本日は再度キャディーの改良をする予定にしている。
サービスの点検の時に、クリーナーを使用して、ブレーキ関係を綺麗に掃除している。その掃除をした時に発生する汚れたクリーナを、受ける為に一回一回、キャディーを動かしている。それも時間がもったいないので、受ける為の箱自体を移動出来るように、回転式に、改造しようと思う。日々、一生懸命に仕事に取り組んでいると、色々な知恵が出てくる。これはもっとこうした方が、1秒でも早くなるのではないか?この順番は、変えたほうがもっと効率よく動けるのではないか? とにかく、行動をしなければ何も始まらない。行動をして、始めて反省点が発生する。反省点があると、それを克服する為には、何をしなければいけないのかが、分かってくる。それが分かれば、また行動をする。
その繰り返しなのだと感じた。 今までは、行動をする前に、考えて、悩んで悩んで、そしてようやく行動をしていたような気がする。 その考える時間、悩む時間が多い程、始めの一歩、始めの行動が大変な労力を使うのだと思った。
 
最近、秀さんの日記を読み返している。
始めてインドネシアに来た時にも、その日記を読んだ。その時は、自分にも同じような事が出来ると思っていた。サービスの改善をしたり、沢山の人と、とてもいいコミュニケーションをとっていて、みんなからはボスと呼ばれたり、エンジニアがダメな事をした時には、ハッキリとそれはダメだと叱ったり。
私がインドネシアに来てもうすぐ、5ヶ月になる。この5ヶ月間、今までの生きてきた人生の中で、一番考え、一番悩み、そして、一番成長しているのが、この瞬間だと思う。
この文化の違う国では、毎日が自分の思い通りに行かない事ばかりである。でも、その中で、秀さんは、とても多くの事をエンジニア達に伝えてきたのだと思った。
 改めて、秀さんの日記を読み返す。
その日記は何度も読んだハズなのに、5ヶ月経った今読み返すと、以前とはまた違った気持ちが湧いてくる。 まるで、その日記は自分の道しるべになっているかのように。
言葉では、うまく伝える事が出来ないが、モヤモヤした気持ちがスッキリとするのだ。
秀さんの時も、このような事で悩んでたのか?とか、このインドネシアでどんな事を考えて生活していたのか?など。
自分が考え、悩んだ時には、秀さんはどのように考え行動するのかを最近よく考える事がある。 まだまだ、自分の考えが浅くて、失敗したり、中途半端になる事もあるのだが、それも自分が行動して出来た結果なので、逃げることなく、素直に受け止め、それにきちんと向き合い、反省し、再度行動したいと思う。
後、残り1ヶ月、後悔のないように行動を使用と思う


$ひろの道