上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

モチベーション維持の難しさ


現在、インドネシア職業訓練校の2年コースの設立を行なってのだが、この2年のコースの課題が色々と明らかになってきた。
通常の職業訓練校の3ヶ月コースと違って、この自動車2年コースはとても長い。
実際には自動車の事を基礎からきちんと学ぼうとすると2年間は必要なのだが、このインドネシアでの生徒の感覚でいくと、とても長いと感じているみたい
スタート時から、色々な壁が出てきた
 
「スタート時」
・言葉があまり通じないのうまく考えが伝わらない
・インストラクターが全然思う通りに動いてくれない
・生徒達は学ぶ姿勢がアクティブ
 
「現在」
・インストラクター、生徒とも自立して考えて行動できるようになった
・特にインストラクターのほとんどが、このコースの次の事を考えてとても真剣に仕事に取り組んでいる
生徒達のごく一部が怠け始める
 
スタート時から課題・乗り越える 課題・乗り越える と繰り返してきた
今の課題は生徒達(3名)がちょっとずつこの2年コースに飽きてきているような雰囲気を出している
 
そう。終わりが近くに連れて、インストラクターになる6名はやる気が出て来るのだが、生徒達のモチベーション・やる気がなぜか少しずつ下がってきている様な気がする。
 
このコースの最大の壁が今きている様な気がする。
 
モチベーション
 
の維持は、学校、企業、自分自身など共通して、ものすごく簡単なようで難しい問題だ
どうしようと色々と考えた
色々考えたのだが、インドネシア人の考えている深層心理までは、わかりかねる所がたくさんある
今でも、なぜその行動をした!?
と思う事がたくさんある
1年7ヶ月間、朝から夜まで一緒にずっといる仲間だとしても
だからこの問題は、インドネシア人であるインストラクターに任せようと思う
そして、今インストラクター達は残り4ヶ月、生徒達がどうすればモチベーションを維持する事ができるか?
について、ものすごく悩んでいる
そして、ヒロさんどうしたらいいか?
と質問してくる
その時はこう答える
 
日本人の私が考えるより、インドネシア人であるみんなが、相談しあって考えて、考えて、考えた方がきっといい答えが出て来ると思うよ。
だから、みんなでこの壁を乗り越えてみて
 
って言っている。
 
私は、この問題をきっとみんなが乗り越える事ができると信じている。