上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

長く使う事の大切さ

10月16日 長く使う事の大切さ

先日から、毎週土曜日に、SMK(高校の自動車課のような所)にハジカラトヨタの友達と授業を教えに行くようになった。 そこでは、日本の高校生と同じ程の年齢の子供達が一生懸命、自動車について勉強をしていた。
そこを卒業した子供達が、自動車整備士になっていくみたいだ。
なので、ハジカラの整備士もここ卒業生が沢山いる。先日、ハジカラトヨタのトレーニングをしている所を見学した時同様に、やはり、質問がとても多い。
室内での授業が終わり外での授業をした。そこでは、実際のエンジンを確認しながら、先ほど室内での授業の内容を復習していた。そのエンジンや車を見ても、何年前のか分からないくらい古く、足回りにいたっては、何故か、溶接をして新しく作られている。
 私が専門学校に通っていた時には、教材車もたくさんあり、勉強する環境は整っていた。
ここのSMKでは、日本みたいに物が沢山ないので、少ない物をより長く使えるように、工夫している。 今の日本は本当に物が沢山あるという点では、とても恵まれている。
それは、日本を出て他の国にでて、始めて分かる事かも知れない。
また、今週も学校に行って授業を教える様になる。一生懸命学んでいる子供達をみると本当に応援したくなる。自分が専門学校にいる時を思い出した一日だった。


そして、その日の午前中は日本人の友達とSD(小学校)に行って来た。
子供達に手のあらい方を、インドネシアの歌と共に教えた。日本人は珍しいらしく、歩く度にとても沢山の子供達が集まってくる。一緒に写真を撮ろうとすると、一斉にいなくなる。どうやら恥ずかしいらしい。その行動も、とても可愛く思える。
日本もインドネシアも子供の可愛いさは、世界共通だと感じた。 


ひろの道
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