上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

マングーという男


マングーという男
生徒の紹介第2弾を実施したいと思う。
まずはこの動画をみて欲しい。


一番左のなんとも言えない腰の動かし方をしているのがマングーだ。
彼は他の生徒と違って、高校は普通高校なのにBLKバンタエンに入った。
自動車の事はほぼ0からのスタートだったが、今では試験の際にはいつも2番目に入るほど、頭が良い生徒だ。
性格:
頭の回転は早いが、自分に弱いところがある。自分の仕事やレポートなど、いつも期限ギリギリか少し遅れて持ってくる。ただ、非常に愛嬌があるので、思わず許してしまいそうになる。そして、とてもすけべでどうすれば女の子にモテるかいつも考えている。
PDCA
彼には、それぞれの役割分担の中で非常にウェイトの重い、自動車課の中で使用する工具の管理を依頼している。使った工具はきちんと戻すというのは、ここインドネシアではなかなかできていない事だが、それをマングーを中心に、工具の管理、維持を行なっている。
父の仕事は卵売り?:
ここインドネシアでは、生卵食べる事がなかなかできない。それは、ここで売られている卵は、薬品漬けにされた鶏からとった卵なので、生で食べるは非常に危険だから。ただ、バンタエン周辺で生で食べられる卵はマングーの家で取れた卵だ。マングーは日本研修の選抜メンバー4名に入ったので、パスポートを作る事にした。ただ、あまりお金がないので、自宅で取れた卵を販売して、パスポート作成の費用に当てた。私もその卵を買ったが、久々に食べた卵かけご飯の味はなんとも言えない絶品だった。




ハジカラトヨタのインターシップのスタート
この8月から1ヶ月間ハジカラトヨタでのインターシップがスタートした。
16名の生徒はハジカラトヨタの6つの店舗に別れて、インターシップを実施する事になった。
ただ、インターシップをするだけでは、あまり効果的ではないので、課題としては毎日の活動をレポートにまとめる事。そして、1ヶ月間自分自身のPDCAを作成し、研修の間に工場長、リーダー、エンジニア達にそのPDCAと1ヶ月の活動について発表を行うという課題を出した。
今まで1年間勉強を行なってきましたので、あまり多くは言うつもりはなく暖かく後ろから見守って置こうと思ってます。
まだ、途中ですが各店舗を回ってみての反応は、みんなとても真面目に頑張っていると言う事を聞きました。
ただ、多くの生徒の中では、バンタエンで学んだ事と実際の現場での違いに驚いていました。
中でも、時間や5Sに関する事や、安全作業に関する事はバンタエンでは徹底してましたので、実際に現場では、エンジニア達が出来ていない事が多く、どのように改善を行なっていこう?どのようにみんなに伝えよう?と頭を抱えてました。
インターシップ生という立場もある中で、生徒達それぞれがどのような事が出来るかが楽しみです。
みんな頑張れ!!



拠点となる寮
マカッサルで、私の拠点となる寮を紹介します。
今はマカッサルの職業訓練校でインストラクターの大会がある為、県外からたくさんのインストラクターが学校にきてますので、後から来た私は、ずーーーと使ってない、お墓の裏にある寮に追いやられました。
無料で使わせて頂くので、文句は言いません。
入口の前はいきなり壁で、すっごい大きなゴキブリもいるし、誇りもたくさん、夜には蚊もいます。そして、電源のコンセントすらありません。
ただ、無料なので文句は言いません。
今時こんな鍵があるのだろうか・・・
 
数泊したのですが、色々と身の危険を感じたので、インストラクターの大会が終わるまでは、日頃からとてもお世話になっているお母さんの自宅に泊まらせて頂いてます。
 
本当によかった。
本当にありがとうございます。