上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

とても大切な基本的な事

10月4日 とても大切な基本的な事

今、私がいるアラウディンの工場では、ハジカラトヨタの改善のモデル店として、ジャカルタにある改善のチームが入り、どのようにすれば、今以上にお客様が満足し、効率よく仕事が出来るかを日々話しあっている。 私もそのミーティングに参加させて頂いた。
 説明の時、もちろんインドネシア語だった。そして、たまに英語も入る事もある。
分からないインドネシア語が出るたびに、パソコンで翻訳しながら、ミーティングを聞いていた。ミーティングの内容はとても沢山あったのだが、特に印象に残ったのは、エンジニア達が見える場所に改善ボードが貼っていること。改善にも、いくつかの分野に分かれていて、それを最大6人ごとのチームに分けている。 そして、目標を定めてそれに向かって、今後どのような改善をしていくか、すでに行った改善でどのような結果が得られたか、スタッフ全員が分かりやすいように、写真付きで貼り付けられている。
改善というのは、システムを考える事も大事だけれども、実行して、そして継続していくのは、実際に働いている私達だと思う。 だから、改善をするという気持ちがいつも私達の胸の中にないといけない。 ここアラウディンも、まだ工場にゴミが落ちている。
そのゴミを捨てないようにする、その落ちているゴミを拾うという事も改善だと思う。
その、基本的な事ができて、始めて改善もスムーズに進むと感じた。

そして、昨日の朝、気がついた事で、車に設置しているシートカバーが整頓されていない状態で、放置されていた。全て綺麗に整理整頓して並べた。 仕事が終わる頃には、どのようになっているだろうかと思いながら。 
そして、仕事が終わる時間にもう一度見てみると、その綺麗な状態になっていた。
エンジニアが使ったら、元に戻す時には、綺麗にたたんで戻していた。
この基本的な事が改善の始まりなのかもしれない。 ほんの少しの事かもしれないが、この少しずつの積み重ねがとても大切で、いずれは大きな結果をもたらすのではないかと感じた。
ここアラウディンでは、リフトを使っての定期点検を1時間を目標にしている。
なので、私も今日はそれのタイムトライアルをする予定にしている。目標は40分!!
実際に行動して見せたいと思う。


ひろの道
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