上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

内心ほっとした。

10月9日 内心ほっとした。

本日は記録のサービス点検のタイムトライヤルをした。
ここアラウディンのサービス点検の目標は1時間! 先日、私だったら40分でできますと、言ったもんだから、みんなの前でお披露目をする事になった。
そして、ビデオカメラまで準備された。
車はもちろん日本にはない車で点検となった。そして、実際に点検を行った!
そして、結果。なんとか40分ピッタリのタイムで、1台の車の点検を完了する事が出来た。なんとか面目が保たれたと、心の中でガッツポーヅをした。
エンジニア達からはヘバッ!(凄い)と何回も言われた。
これでまずは、自分が見せる事が出来た。そして、今度の課題は点検のムダ、ムラ、ムリを発見して、なくしていくことだ。
まだとても沢山のムダ、ムラ、ムリが発見出来た。それは、エンジニアのキャリーから工具を探して取り出す回数がとても多い事だった。 なので、それを出来るだけ少なくする為の方法を考えた。 今、点検用の特別なキャリーを使っているのだけれど、そのキャリーを改良をし、サービス点検をそれ一台で全て終わらす事ができるようにしようと考えた。そうする事により、まず工具を取りに行く時間が短縮出来ると考えた。
そして、目標はどのエンジニアが点検を行っても45分以内でサービス点検を終了出来る事。
私が、ここにいる間にはこの目標を達成出来るように努力したいと思う。
そして、一回だけではなく、継続して目標を達成出来る事が改善になるのだと感じた。
そして、仕事は楽しく楽にする改善をしていきたいと思う。 これは秀さんからの受け売りなのだが、私もまさしくそう感じている。

 先日の休みの日に、友達に釣りに誘われた。陸釣りからではなく、もちろん船釣りだ。
前にも一度、船で釣りに行ったのだが、船酔いが激しく、ずっと寝ていた。
今度は、きちんと船に乗る前にご飯を食べ、薬を飲み、準備万端で釣り望んだ。
その釣りのポイントは車で4時間以上、船で2時間以上もかかる所だった。
道路は、所々舗装もしてないし、直線の道よりもクネクネ道の方が多いくらいだ。
 そして、その道のりを全てクリアし、ようやく目的のポイントに辿りついた。
夕方から、朝まで釣り続けるというハードなスケジュールだった。
釣り方は、海底200Mまで一度餌を落とし、そこから少しずつ糸を引っ張っていくという方法だった。 そして、深くなるほど大きな魚が沢山いるらしい。
リールを巻いていた時、グッ!!と、とても強い力で、引っ張られた。そして、やく7分以上の格闘の末とてつもないデカイ魚を釣り上げた。
腕はもうクタクタである。
釣り上げた魚は深海魚風の魚で、あまり綺麗とは言えないが、このサイズは始めてだったので、感動した。 
そして、もっとも感動した事が起こった。
釣りのポイントを移動している時に、何気に月を眺めていた。月の光に反射した海が、なぜか「バシャ、バシャ」と動いているので、なんと、野生のイルカが船と同じ速度で、跳ねていた、ぞれも1匹ではなく、両サイドに沢山のイルカが飛び跳ねていた。
野生のイルカと海に反射した月の光で、まるで夢を見ているような、幻想的な世界がそこには広がっていた。
 なんとなくそのとても、とても広い海に歓迎されているような気がして、本当に嬉しかった。 思わず写真を撮ったのだが、暗すぎてイルカのイの字さえ、写す事が出来なかった。 それだけは、心残りだ。 
そして、釣った魚に感謝しながら、美味しく食べた。
ひろの道
ひろの道
ひろの道