上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

一生懸命

9月6日   一生懸命

先日はハジカラトヨタのトレーニングセンターに行ってきた
そこでは、8人程のエンジニア達が集まり講習を受けていた。
日本の最近の車は、スマートキーというタイプのカギが多い。
通常であれば、車のエンジンをかける為には、キーを回してエンジンをかけるのだが、このスマートキーはキーを回さなくても、キーが車内にある事をセンサーが感知して、ボタン一つでエンジンが始動できるので、わざわざキーをポケットから出す必要はないという便利なシステムになっている。
便利な分、その構造も通常のタイプと比べて複雑になってくる。
このシステムが、インドネシアの車にも多く搭載されるようになってきた
本日は、そのスマートキーの講習会をしていたのだ。
その様子を今日は見学をしていた。 エンジニア達はとても真剣に勉強をしていた。特に感じた事は、分からないところや疑問に感じた所は、質問をして、納得するまで勉強をしていた。 みんなとても、勉強熱心な所が印象に残っている。
そして、いつものように一人、一人と写真を撮った。
いつも感じる、インドネシア人は本当に写真が好きなようだ。
友達や、家族の繋がりを本当に大事にしているから、いつも写真を撮って記念に残しているのだろうか。
ひろの道
ひろの道


ハジカラトヨタの私が働いている、ウリパでは、定期的にエンジニアを集めて、ミーティングを行っていて、毎回私も参加している。
議題は改善についてが多い。詳しい内容は全てインドネシア語なので分からないが、今の現状、これからどのように仕事を進めると、今より効率のいい仕事ができるかなどの話し合いが多い。
ここでもやはり感じるのが、ここで働いている人たちの意見がとても多くでる事が印象に残っている。
私も気づいたところはなるべく発言するようにしている。先日作ったパーツ皿の使い方に付いて話をした。こちらのエンジニアの事を考えながら、長い時間もかかり、心を込めて作ったので、せっかくだから長く使って欲しい。 使い終わったら、一回一回元の場所に戻すようにして欲しいと話した。
まだまだ、未熟なインドネシア語なので、しどろもどろになりながら、話したのだが、なんとか伝わったみたいだった。
みんなが、日本語でありがとうと言ってくれた。
この時は本当に嬉しかった。

そして、今日は日本語の勉強会を予定してある。
先生はもちろん私なのだが、毎度のごとくうまく教える事ができるかとても不安だ。
へたなりに、一生懸命伝えようと思う。
インドネシアのエンジニアと今まで一緒に仕事をして、今でも自分の思いを伝えるのはとても時間がかかる。しかし、エンジニアも一生懸命に私の思いをしろうと真剣に向き合ってくれる。 
伝える事の難しさを知ることにより、伝える事の大切さを知ったような気がした。
 さぁ、今日は日本語の勉強会に何人参加するだろうか。。。
ひろの道