上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

キラキラOK!!!

6月7日  18:30

6日の夕方、これから6カ月お世話になるアパートに引っ越しをする事になった。

場所はハジカラトヨタ本社のすぐ近くで、セキュリティもしっかりしている場所にアパートがあった。 秀さんの日記では3カ月の間、ピンクのアパートに住んでいたらしいので、私が住むアパートはどんな色なのかドキドキしていた。

そのアパートの中に入ってみると・・・

以外に白い壁で普通だった。
秀さんには申し訳ないと思ったけれど、心の中ではガッツポーズをした。

もし、ピンクだったらムラムラしてしょうがないので、本当良かったぁぁ

ただ、シャワーから出るのは水だけで、水道からは茶色い水がでていた
もし間違えて飲んでしまったら、確実にお腹を壊してしまいそうな色をしている


翌日は、日本でいうカムリの左リヤドアが上がるが、下がらないという車両のトラブルシュートの見学をした。 不具合部品はモーターと判断できた。
ここまでの判断ができれば、日本ではモーターのASSY交換になる。
しかし、インドネシアのエンジニアは違った。 なんとそのモーターを分解しだしたのである

 INI、INI!!

日本語でこれこれ!!という意味なのですが、モーター内のブラシやコイルもバラバラにして、スイッチの接点を指さしてINI、INIというのだ!
それを見ても私には、何が悪いのか全くわからなく、そしてその接点の間にはんだごてで、はんだを塗りだしたのだった。

こんな事日本では考えられない。 本当にビックリした!!
というか、本当にこれで直るのか半信半疑な所があった。
仮にも、トヨタ検定1級の資格も取得している、そんな修理の仕方も見た事がないからだった

キラキラオッケー!!

たぶんこれで直ってるよ! といって、パネルを全て組み上げた。
作動点検してみると・・・・

本当に直っちゃった!! そんな修理の仕方がある事に驚きを隠せなかった。

ここまでの修理は日本では難しいと思うが、どれくらいのエンジニアがモーターの中をばらして、不具合個所を見つける事ができるのだろうか??
私達はチェンジニアになっていないだろうか?

市場技術速報についても、もっと詳しく不具合個所を特定する事がエンジニアの本当の意味での成長ではないのかと、強く思った出来事だった。

今日も内容の濃い一日で、とても勉強になっています。
技術指導という名目で行っているのですが、教えられてばかりで、少し恥ずかしい気持ちになってしまった。




本日はおめでたい事に、秀さんの56歳の誕生日だった!
本当に、お世話になっている友達達で秀さんにサプライズをする事にした。

私の計画の中では、秀さんがホテルにて寝ている所を

「ピンポーン」ってベルを鳴らして、私と、ハサンさん(ハジカラトヨタのスタッフ)とニニちゃん(ハサヌディン大学の学生)とユメイナさん(ハサヌディン大学の先生)とで
クラッカーでパーーンと鳴らしてケーキをプレゼントするとゆう、サプライズを考えていた

しかし・・・

ハサンさんがやってくれました(笑)

「ピンポーン」

ハサンさんだけが、ホテルに入ってきました
そして・・・

はいこれ! 秀さん今日誕生日でしょ? って。

みんなで、サプライズをする予定がサラッとケーキを渡してしまいました(笑)

後で、ニニさんもサプライズという事でホテルに来たけれど、ハサンさんが全てネタもばらしているし、ニニさんが来ることも伝えていたので、サプライズできずにニニさんもがっくし・・・

後で、ハサンさんに

「なんで、サプライズをするって言ってたのに、ケーキを先に渡しちゃったの!」って怒ったら

ハサンさん
「秀さんお腹すいてると思って・・・」
って、言ったんです(笑)

この奇跡的な言い訳は多分、その場に居ないと伝わらないかもしれないけど、マジで面白かった(笑)

サプライズは失敗したけれど、秀さん感動して涙がとまらなくなっていた。
おもわず秀さんは、そんなハサンさんとあつい抱擁をしていました。

秀さん56歳本当におめでとうございます!!!

Selamat ulang tahun !!!!!!!!!!!