上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

インドネシアで失敗から学んだ セルフモチベーションを下げない為のただ1つの方法!!


多くの失敗から学ぶこと
 
ありがたいことに毎日いろんな失敗と改善を繰り返しています
2年間もほとんど日本人一人で生活していて大変だと思うこと
 
それは セルフモチベーションの管理です。
 
失敗した → すごく落ち込んだ
成功した → モチベーションが上がった
 
成功したときにはもちろんモチベーションはあがります
失敗したときにモチベーションを下げない方法
を自分のインドネシアの経験から考えたいと思います
 
ブログの用途として、自分の頭の中をアウトプットして整理、整頓するという使い方もしていますので、スルーしてもオッケーです
 
「体験談・1」
 
先日、別の大きな職業訓練学校のマネージメントとインストラクター向けで、BLKバンタエンの活動報告と、日本研修での経験を生徒と、インストラクターによってプレゼンテーションをするという機会があった
その職業訓練校は、インドネシアで一番規模が大きな自動車科がある職業訓練校だ
その準備の為に私は、生徒とインストラクターに、学校のマネージメントあてに練習を行うので3週間後までにプレゼンの資料を作成しておいてって依頼した
4名の生徒がプレゼンを行う予定で、3名の生徒は定期的に集まって資料を作成していた
残りの1名は要領が良い生徒で、頭がよい生徒だった
練習の前日には、3名のプレゼン資料を確認した
1名の生徒は余裕なのか、私が確認する前にバイクでどっかに行って確認出来なかった
その生徒はかしこいので、バッチリ出来ているだろうと少し期待をしていた
BLKバンタエンのマネージメントの前での練習当日、3名は予定通りのぼちぼちの出来上がりだった
残り1名の生徒は、最後まで資料が仕上がっていなくて、途中でプレゼンが終わっている状態だった
マネージメントは上等の仕上がりだって、褒めていたけれど
私はその生徒の能力を知っていて、やればもっとできるということもわかっていた
だから、みんなの前ですごい剣幕で生徒で叱ってしまった
「お前にはがっかりした」
と、ひどい事を言ってしまった
校長先生も私の剣幕にびっくりして
「きちんと出来てたんじゃないかな?」
とその場を収めようと必死でフォローをした
「なんで計画を作ってその通りにすすめんの?」と聞くと
「もともとの計画が練習の前日に終わらすという計画でした」っと
余計に腹がたって、叱ってしまった
 
 
「体験談・2」
 
今日のこと、もうすぐみんなの就職試験がある
全員の個人面談を実施した結果、トヨタのディーラーに入りたいと全員の夢を聞くことができた
試験内容は4つある
・学科テスト
・IQテスト
・面接
・健康・体力テスト
今月その就職試験がある予定なので、試験対策として学科模擬テストを本日実施した
二つ模擬試験を実施した
1つ目の簡単な方はみんなが平均80点以上取れるような結果だった
2つ目の方は、土日の休みに入る前に先にみんなに配った
「みんな2年間の結果の大事な試験だから、試験まではなにをおいても優先的に勉強を頑張って!!」
みんな元気な声で
「はい!!」
そして、配った内容と全く同じテストをした
結果・・・・
45点、50点、50点、60点・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
全然勉強してないやん。。。。
 
先に配っていたテストやのに、この結果って
勉強してない感じの結果やん
って、一人で落ち込んだ
2年間の結果で大事やって言ったのに、
これ落ちたら、みんなの希望のトヨタに入れないかもしれないのに
その先の夢に近くことが出来ないかもしれないのに、、、
 
 
こうなると、結構1人で落ち込みます。
なぜ、落ち込むのかを深ーく考えてみた
そして、1つの落ち込まない方法を思いついた
 
人にあまり期待をしないこと
 
これだと思いました
 
一つの例え話しがあります
自分が飼っている馬がいました
その馬がしばらく水を飲んでいないので、飼い主は水を飲ませたいと思いまいした
その為に、飼い主は湖に馬を連れて行きました
湖まで連れて行きましたが、馬は全然水を飲んでくれませんでした
 
この例え話しから、こんなことが言いたいのではないかなと考えました
飼い主が馬を湖まで連れて行くことはできます
その目の前にある湖の水を飲むかどうかは、馬の意思です。
飼い主が無理やり飲ませようとしても、馬は絶対水を飲まないでしょう。
 
生徒と馬を重ねて考えるのは、ちょっとあれですが
今回はそのようなことと捉えようと考えました
 
私が2年間近く行なった行動にて、生徒たちを湖の前までは連れて行けたのではないかと思っています
ただ、その水を(チャンス)を手にするのかどうかは生徒次第だと思う
いくら私が目の前に、チャンスがあるから早くキャッチして!!!っていくら煽ったところで
そのチャンスを取ろうと本人が思わなければ、掴むことはないでしょう。
無理やりつかましても、それは本人の意思ではないので簡単に捨てるでしょう
だから私はその生徒の後ろで呟きます
 
「これ掴んだらこんないい事あるかもよーー」っと
 
その掴み方、そして意味を話してきました
たぶん今までで耳にタコでできるまで呟いてきました
 
だから、そこから先ははっきり言うと
もう私の責任ではありません
 
生徒達の責任です。
 
2年間みんな一生懸命1つ工場の屋根下で頑張ってきました。
だから、やっぱりそれぞれの夢を掴んで欲しいです!!!
 
 
ーPSー
 
体験談・1の続き
その叱ったあと、思いっきりその生徒のやる気がなくなりました。
他のインストラクターから直接確認してもらうと、やっぱり私の一言がきつかったようで、どうも私にたいしてがっかりしたそうです。
お互いがお互いのことをがっかり思ってしまい、なんの効果もうまれませんでした。
ここでの大事なことは叱った後のフォローがとても大事です
その生徒と、二人でコーヒーを飲もうと誘いました
そして、謝りました。
「マネージメントもみんなもいる前で叱ったこと、ごめんね。
あなたはしっかりやればもっとできると信じているから強く言ってしまったの」
と仲直りしました。
その後、その生徒はめっちゃやる気が出てます
 
体験談・2の続き
その模擬試験の結果から、生徒達はやばいと感じたのか
授業終了後に、寮にて補修勉強会が生徒達の意思で開催されるようになりました
生徒達からそうして欲しいとの要望でした
言葉にはしませんが
「今まで授業でした内容の問題なのに、土日もあったのに個人個人で勉強せいよ」っと
言葉にはしませんが思いました
インドネシアの風習なのかもしれませんが
個人個人で頑張るのは苦手だが、みんなと一緒なら頑張れる!!
みたいな雰囲気があります。
 
日本だと個人個人が努力していないところをみせないで、結果を出すのが美しいみたいなイメージを私は持っていますが
インドネシアはでは違います(※もちろん努力する人もいます)
 
国によって文化って違うなーと
ほぼ、2年経つ今でも毎日学ぶことがたくさんあります。