上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

ここでずっとやりたかった事。地域を巻き込んでの清掃活動!


ここで毎日掃除をするたびに思う、ずっとやりたかった事がもうすぐ実現できそうな気がする。
それは
 
地域住民を巻き込んでの、この村の清掃活動だ
 
ここは、デサ バルガ という、私が今携わっている職業訓練校がある村の名前で
今日 この村の村長さんに直接会いに行ってきた
話しによると、この村長さんはちょっと人付き合いなどが、あまり好きではないという事を事前に聞いていた
職業訓練校の開校式にも参加して頂けてないし、他の行事にも反対意見が多いらしい
色々な意見はたくさん聞いていたけれど、やっぱり自分が直接会って話しをしてみないとどんな人かわからない
という事で、
 
職業訓練校の生徒達と一緒に掃除しましょう
 
と伝えてきました
 
これには私なりの考えがありました
 
① バンタエン県がもっともっと綺麗になる
② 社会貢献を通じて地域の人達と交流ができる
① バンタエンがもっともっと綺麗になる
南スラウェシでは、バンタエン県は綺麗だと有名な県です。
確かに綺麗なのですが、それは掃除をする人がたくさんいるからだと思います。
ここに1年以上いて感じる事は、掃除をする人を増やすのではなく、ゴミを捨てない人を増やしたい
正確にいうと、ゴミをゴミ箱にきちんと捨てる、ゴミを道端に捨てない
ここではゴミをどこでも捨てる、という習慣がようにできてしまっています
私がいる職業訓練校では、今は生徒達みんなゴミはゴミ箱に捨てるのはもちろん、ゴミが落ちていたら、自ら拾うところまでいきました。
自らそのような行動を取るまでに、6ヶ月間はかかりました。
それくらい、子供からの習慣を変えるのは難しいという事です
 
よく私は質問します
 
綺麗なところで生活するのと、汚いところで生活するのはどちらがいい?
 
そう質問すると、今のところ100%の確率で綺麗なところで生活する方がいいと答えます
みんなわかっているはずなのに、なぜ自らの手で、自分が生活する場所を汚すのか?
その矛盾ってすごい不思議ですよね
 
残り10ヶ月でこの村の方々の習慣を変える事に、挑戦したいと思います。
 
 
② 地域の人達と交流ができる
私達が日々勉強をしている目的はなに?
って考えた時なんて答えるでしょうか?
お金の為?
自分自身の成長の為?
将来の出世の為?
人それぞれ考えはあると思います。もちろんどれも大切な事です
ただ、この学校で教えたいのは、とても大事なこと
 
社会貢献です
 
ちょっと昔の事を思い出しました
私がなぜ自動車の整備士になりたかったのか
高校の時に色々な就職の選択がありました
しかし、私は自動車整備の道を選びました
それは
 
車の整備を通して、直接ありがとうって言われたかった
 
当時、工業高校の機械科だった私は、その理由だけで自動車整備士の道を選びました。
そして、整備の仕事を通して、今までたくさんありがとうっていう言葉を頂きました
たまにお客様から手紙を頂いたり、果物を頂いたり、食事に誘って頂いたり
しっかりと、行った事に対してはお金は頂いていますが、これも社会貢献だと思います
 
無償で行うだけが、社会貢献という訳ではないと思っています
私が思う社会貢献とは
 
自分の活動を通じて、心からありがとうって言って頂ける事だと思います
 
その言葉を頂くと、心からやってよかった、そしてまた頑張ろうと思います
 
地域住民との清掃活動を通して、お互いに ありがとうっ て言い合えるように関係を築きたいです
そうする事で、人として成長もできます。
そして、毎日大変で頭がパンクしそうな程勉強している意味も、自らの力で見つけ出す事が出来るかもしれません。
 
村長さんに直接話しをしてみると、とても協力的でしたので実現可能になると思います。
みんなに日々言っている事
 
大事なのは失敗してもいいから挑戦する事!!
 
を、自ら実践してきました。
 
 
生徒達の未来の事を
毎晩海岸でジョギングしながら考えています
 
 
Semoga sekses selalu semuanya!!