上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

百聞は一見にしかず

8月10日  百聞は一見にしかず

毎日、家から会社まで歩いて行っているのだが、ここインドネシアは本当に毎日とても混んでいる。朝と夕方に混むのは、愛媛でも同じなのだが、こちらの混み具合は愛媛よりもすごい。  一番最初にインドネシアに来た時は本当に驚いた。
大きい道には信号があるのだが、それ以外の道には信号がない。 そして、混んでいない時には、車もバイクもまぁまぁのスピードで走っている。 それだけではまだしも、一方通行の道をバイクが逆走していたり、急に車が飛び出してきたり、一つのバイクに4人程乗っていたり、トラックの荷台に数えきれない程の人が乗っていたり、そして、車についてあるホーンは毎日のように鳴り響いている。 稀にあるのが、軽トラックに載せた巨大なスピーカーと共にマイク片手に歌いながら、道路をゆっくりと走っている。
 この国の交通ルールというものは一体どうなっているのだろうか?
不思議に感じてならない。  道路を横断する時には、日本では車が止まってくれるのを待つのだが、ここではいくら待ったって、車は止まらない、信号がないので、車の波はほとんど途切れない。 だから、その波の中を強引に突き進んで行き、車を止めるという業が必要になってくる。 今でこそ普通に渡れるようになったが、始めはこれは本当に困った。道路を渡りたくても渡れないのだ。
テレビなどでは、インドネシアの交通事情などを見た事はあるが、まさかここまでとは・・・   文章でも伝える事は難しい。 今でこそ改めて思うのが、「百聞は一見にしかず」である。 一度しかない人生、より多くの物を自分の目で見て、より多くの事を感じて、そして、自分が感じたことをより多くの人に伝えていきたい。
今、強くそう感じている。





$ひろの道