上田浩之のインドネシア奮闘記ブログ

インドネシア スラウェシ島 バンタエン という周りに日本人がいない地で生徒17人への自動車専門技術、ソフトスキルの教育を行い日本でも通用する自動車エンジニアに育つまでを綴ったブログ

箱の作成にチャレンジ!

7月23日

何度も、ブログに書いている事なのだが、インドネシアに来て一日一日が過ぎるのが、本当に早い。 一週間後には、インドネシアに到着して2カ月が経つ。
インドネシアに来る前は、日本の技術を教えようと、色んな事を考えていた。
しかし、実際2カ月近く働いて思うのは、教えるというよりも教えられる事の方がはるかに多い。このままでよいのだろうかと、疑問に思う事もたくさんある。

私が行っている毎日の仕事は、トラブルシュートをエンジニアと一緒に行ったり、定期点検を実施したりしている。 それ意外で、何かできる事はないだろうかと、改めて考えてみた。 そこで、ウリパに来て一番最初に感じたことがある。
定期点検などの実施で、タイヤについているボルトを外すのだが、それを全て地面に直接置いている。 そうすると、ボルトが転がっているので、他のエンジニアがボルトを蹴って遠くに転がって行ったり、エンジニアがボルトを踏んで、転んでしまう可能性も発生してくる。 そして、やはり一番大切な事は、お客様の車なので、大切に扱う必要がある。

以上の事から、まずはボルトを入れる為の箱を作ろうと考えた。
先日から、作成に取り組んでいる、木の箱。
木を使って、何か物を作るという機会はあまりないので、うまくできるのかどうか、少し不安だったが、まず第一歩を踏み出す事が大切だと思うので、分からないながらもスタートした。
とりあえず、一個目が完成した。 
しかし、きちんと寸法通りに切れていないので、木と木の継ぎ目がガタガタになってしまっていた。 作っていると、エンジニアが近寄ってきて

これじゃダメだよ! ガタガタだからダメだ!

と言うのである。 しかし、私が一生懸命作っているのをみんな見てくれていたので

のこぎりの使い方はこうするんだ! 初めはゆっくり力を抜いて切り込みを入れた後に力を入れて切る! ・・・ほらうまくできただろ!?

と、アドバイスをくれたりしながら、2個目、3個目と作って行くうちに、少しずつ上手になっていった! 


UEDA!!! マンタップ!!! (最高という意味)

といいながら、ハイタッチをする程になった。

まだまだ、言葉が通じない事も沢山あるのだが、大事なのは言葉よりも、行動して見せると言う事が、大事なのだと感じた。
少しずつ、少しずつだけれど、自分にできる事を一生懸命取り組んで行こうと思う!

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